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[闇編] アレックスと最終戦争と9人の少女・裏話No.5

少女編折り返し地点まで来ました。
この辺りから最終編の構想を練り始めていましたが、
それでも確定には至っていない頃。
ストニア編の間に挟んだアイスさん編によって、
より洗練された内容を書くことが出来た…、
そんな自己評価を肯定するように、
なかなか人気の高い、やみっち編の裏話。


やみっち編【家族】

◎この編で扱うことが確定していた事項「家族」
ホワイトデーで仲間だったショウが言っていた、
魔王軍はみんなを家族だと考えている、ということ。
食事会の毒入り騒動のときに、ブロウは疑われず、
部外者のやみっちが真っ先に疑われた理由。
その理由が全て明らかになるのが、
最終戦争におけるやみっち編です。

魔王軍の「家族」関係は、作中の言及通り、
魔王によるクー封印が支柱となって出来上がったもので、
頑強ながらその一点を突かれれば
総崩れになってしまうほど脆いものでした。

それを支えられるのがこの状況を俯瞰の位置から
見られる第三者であるやみっちでした。

◎あらゆる家族像と家族観
血の繋がりがない相手でも家族だと呼べるか。
どんな状況であってもそれを貫き通せるか。
やみっち編ではそのテーマが一貫しており、
様々な形での「答え」が提示されています。

否だったために死なざるを得なかったミノタウロス。
是だったためにシェイディを殺せたやみっち。
その間で揺れ動くまだ幼きメビウス。
偶像でしかなかった母を愛し、裏切られた魔皇女。
正しいのは血の繋がりか、それ以外のところにあるのか。
そういったテーマを訴えかける物語でした。

◎魔王の罪
封印されていた魔人クーは、自身が使用した禁呪の
強力さに惚れ、周りを省みず連続使用した咎を問われ、
魔王城の地下深くに封印されることとなりました。

魔王はその後、魔皇女を外に放り出します。
表向きはクーに繋がるものを排除するために、
しかし本心は魔皇女を守るための苦肉の策として。

「家族」を提唱する者として見れば、
魔王のやったことは大間違いだったでしょう。
しかし、国を守る者として見た場合、
彼は恐ろしく正しい選択をしたと言えます。
何が支柱であれ、この結果魔王軍が結託し、
「世界で最も仲間思いの軍」になりましたし。

しかし国の王として正しかったからと言って、
必ずしも最善であるとは言えず…。

◎戦闘曲解説

○メビウスのテーマ
テーマ曲だけど一応戦闘曲として紹介。
魔王アレンジにしてリナックスのテーマの
系譜を受け継ぐ形の曲です。

○Dead-Girls Imitation
タイトル通り、VS玉露軍用として作曲。
しかしこの曲がかかったGirlは、
オレンジミカンしかいなかったという皮肉な結果に。

○挟撃のナイチンゲール
ナイチンゲール = 裏切り者
ミノタウロスが裏切り者ポジションになることは
既に確定済みで、敵としての強さはともかく、
ここら辺のイベントは力が入りました。
なお、追加会話はサポートメンバーで変化し、
イリスはサポートになれないため、
それ以外の5パターン存在します。

○不浄の宵闇 〜 シェイドIのテーマ・セルフアレンジ
シェイディちゃん用戦闘曲。
彼女をゲスなキャラとして登場させることは、
最終戦争シナリオ制作が軌道に乗るより前から
考えていたことでした。
彼女の奥義はブラッディバスター
彼女に限らず、奥義の内容にシナリオ上における
伏線を張ってあったケースが多々あります。(後述)

◎やみっち編のメインキャラクター達

・やみっち編主人公 - メビウス
魔王軍の「家族」を信じていた幼き未来の魔王。
やみっちがいなかったら、魔王とフィーネが
真相を明かしたときのストッパー役が居らず、
魔王軍は滅茶苦茶になっていたことでしょう。

実は彼女はメビウスではなく、マコである。
自分の中でそのシナリオに確定したのは、
クーがその台詞を放つ直前になってからです。

フィーネが実の母親ではないことを知っても、
彼女こそが自分の母だと断言した辺り、
メビウスとフィーネの絆の強さが窺えます。
サポート能力の使い勝手があまりにも低いのは、
この世界が女だらけであることへの皮肉です


・やみっち編ヒロイン - やみっち
魔王軍を主軸とした舞台の物語において、
唯一にして無二の部外者ポジションだからこそ、
彼女がヒロインでなければなりませんでした。
魔王軍が考えている形とは違う形で、
魔王軍を家族だと考えているのが彼女だからであり、
事態を冷静な目で見られる人物だったからです。

家族の形をかたくなに否定し続けた玉露軍の攻撃の
「盾」であり、その役目は果たせていましたが、
さすがにクーの衝撃的な発言に対しては、
肝の据わっていた彼女も動揺せざるを
得なかったことでしょう。

覚醒後の戦闘パターンは2択。
SP4で大ダメージを与えるか、
ブラッディバスターで大回復を狙うか。
回復魔法も使えるので使いやすいヒロインの1人。

・魔王軍 - フィーネ(嫁様)
魔王軍のことを考えたからこそ、
娘を捨てざるを得なかったことに苦悩した人物。
思想や他者に対する態度、そして戦闘能力を全て
加味して考えても間違いなく魔王にとって良妻、
メビウスにとって賢母であったはずです。

奥義はミストレスソング。直訳で女王の歌。
奥義は家族関係に嘘をつけませんでした。

・魔王軍 - ショウ
露骨なプレシャスリスペクト。
魔王軍が動いたら後ろでラケルタを振り回すだけの
簡単なお仕事。前衛に出ても回復能力で安心。
10年前の戦争のことを知らない人物であり、
だからこそクーとメビウスが「似ている」と
先入観なしに判断することが出来た者でもあります。

ホワイトデーで出さなかったら、彼の出番は
更に縮小されていたことでしょう。
当時自分のツイッターで、周りがプレシャス関係で
盛り上がっておりその煽りで登場したキャラでした。

・魔王軍 - ブロウ
最終戦争の影の功労者。
というのも、最終編で食事を作ったのが彼だから。
戦闘能力も「かつて流浪の旅をしていた伝説の料理人」
という設定に偽りのない、中堅とは思えぬ強さでした。
妖精さんの力を借りてヒール/レイズが使えるのも強み。
また、彼も10年前の戦争を伝聞でしか知りません。

・魔王軍 - イリス(残酷なる闇)
ホワイトデーから活躍していた人物。
最終戦争での活躍の機会は少ないものの、
メビウスの戦いを支えた人物の1人なのは確かです。
彼女の技に水属性と光属性があるお陰で、
この編ではサポートショウの能力も含め、
全属性の攻撃を行使することが可能となってます。

・魔王軍 - 魔王マディウス
アレックスに全幅の信頼を寄せる魔王様。
彼の行動がこのような悲劇を生んだのは確かですが、
妾であるクーを殺したくはなかっただろうし、
封印以外方法がなかったというのもまた事実。
それを利用した魔王軍団結の手段の策を執ったのは
彼が聡明だった証拠でしょう。
報いが来ることは自分でもわかっていたと思います。

・玉露軍
魔人クーに対する狂信者。
復活は叶ったが、その目で見ることは叶わなかった。
早い=強いなこのゲームの戦闘システムにおいて、
三将軍は本当に強かったと思います。
ブラックバイソンさん扉絵出演できませんでした。
死の支配者は何してるんだろう(棒読み)

・暗黒魔法具現化 - シェイディ
魔皇女に対して何の情も抱いていなかった人物。
彼女の考え方は「酷い目に遭っていた自分かわいそう」
という意識から成り立つものであり、
悲劇のヒロインとしてのサクセスストーリーを
望んでいたものでしたが、やみっちにより失敗。
自分が劣勢になったときの見苦しさが、
彼女の性格を明確に現していることと思います。

・やみっち編ラスボス - 魔皇女
本名メビウス。
魔王が何故自分を捨てたのか頭でわかっていた
(おまけ編のカオスとの会話より)のだとしても、
自分の恨みの吐き出すことを優先させる以外
道がなかった、とても可哀想な人物。

最終的に母だと思っていたクーは母ですらなく、
信じていたものが全て崩壊してしまい、
自害する以外どうしようもなくなりました。

とりあえずこのシナリオ書いて、
自分は今後もこの路線で進んでみようと確信。

奥義はミストレスソング
奥義は家族関係に嘘をつけませんでした(二度目)。
また、カオスとは並々ならぬ関係があります。

・やみっち編番人 - クー
最強の魔人。番人になる前であれば、
多分7人を瞬殺出来ていたことと思います。
メビウスの母親で、そのため奥義は
言わずもがな「デモンズランス」。


◎総評
このシナリオの出来は最終編含めても、
一番出来が良かった編だと思います。
というか、ストニア編と並びお気に入りになれたのは
単純に魔王軍が好きだったからというのもありますが。
(でも自分がシナリオで「1番」好きなのは
ストニア編でもやみっち編でもありません。)

1つのテーマを元にシナリオを構築していくのは
ほぼ初だったため(今までの編は後付けな感じ)、
こういう書き方も出来るのだと自信に繋がりました。

それと自分は後味が悪いシナリオが大好物なんだと
再認識したため、今後はそれをより洗練していく
創作のスタイルになっていくことと思います。

◎余談

私は百合はそこまで好きではありませんが、
9人少女世界観でも、
ブリザルドと闇子は百合ップルでした。
あくまで"元"で、ここはどちらも軍人としての
責務を全うしていますけれども。

露骨なプレシャスリスペクト。
プレシャスを是非PIAIしましょう →


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