<< リハビリ作曲 その1 | main | [炎編] アレックスと最終戦争と9人の少女・裏話No.2 >>

[風編] アレックスと最終戦争と9人の少女・裏話No.1

VIPRPG紅白 2014も、
終わりを迎えようとしています(締め切り的な意味で)。
私にとって、初めての紅白参加にして
初めての長編作品完成ということもあり、
ゲーム「アレックスと最終戦争と9人の少女」には
深い深い深い思い入れが出来ました。

この作品を通して自分の今後の課題点が浮き彫りになり、
シナリオ作りする際の方向性もある程度固まりました。
シナリオメインの長編作品であるということで、
せっかくブログも作っていることですし自分で振り返ってみることに。

全12回を想定しています。
ネタバレにつきプレイしていない方はブラウザバック推奨。






ウィンディ編 【約束】

◎最終戦争の9人少女編のシナリオ構築の原点
最終編第3話を見てもらった方には
薄々感づいてもらったかと思うのですが、
最終戦争、特に9人少女編のシナリオにおけるコンセプトは、
『細部は違うがほぼ同じような状況が
全く異なる場所で同時に発生したとき、
人の行動、及び精神はどのように変わってくるか』

です。


このため、9人少女編はテンプレをベースに、
キャラクターのみが違うというシナリオ展開を
意図的に起こす必要がありました。

逆に11編+1編全てがこのテンプレ通りではなかった場合、
プレイヤーにとっては毎度新鮮なものになりより評価される
要因になった可能性はありますが、それをかなぐり捨てて
今回は「自分が真に作りたいもの」を制作しました。

問題は編の数が多かったことだと思いますが、それは
後に反省点として触れるとして、
この一本調子なシナリオ展開は仕様です。
故に、合わない人にはとことん合わないものとなりました。


さて、話を元に戻しますが、ウィンディ編は
最終戦争のシナリオで一番最初に作ったシナリオです。
よってウィンディ編こそが全てのテンプレであり、
9人少女編のシナリオを決定付ける重要なものでありました。

今後のベースになるということもあって、
色々と決定事項をここで用意いたしました。


・全5話構成にする
起承転結を重視した構成をしっかりとしました。
第1話と第2話が「起」・残りが「承」「転」「結」です。

・戦争モノであるということ
理由もなく戦う人を出してはなりません。
どんなに馬鹿馬鹿しい理由であれ、理由付けは必要でした。
9編のラスボスは、全員戦う理由などが異なるものになっています。

・本筋にギャグらしいものを基本的におかない(一部除く)
大雑把に言うと、「人が死んでんねんで!」ということです。
今回のような重たいシナリオの中で、
いちいち茶々を入れられるのが好みではありません。

ゲームで言うとタクティクスオウガ
小説で言うと十二国記辺りが似たスタンスでしょうか。
…とはいえ、全く入れないのもアレなので、フィールドインターバルの
パーティ会話システムでは一部に実装しています。

以上を踏まえた上でのシナリオ構築でした。

◎ウィンディ編のテーマ【約束】
ウィンディ編では、【約束】というワードが
しつこいくらいに出てきます。



約束を果たせぬまま、死を迎えてしまう者。
死ぬ寸前に、未来の英雄に輝かしい未来を約束させる者。
様々な形での"約束"が、この編のテーマであり、根幹でした。

このように、各編に漢字2文字のテーマを用意し、
それに基づいたシナリオ構成にする…という形は、
ウィンディ編によって確立されたものであり、
同時に、自分にとっての新しい試みでもありました。

◎ウィンディ編のメインキャラクター達

・ウィンディ編の主人公 - リナックス
ウィンディの守護者としては明らかに力不足であり、
精神的にも見た目相応に幼く、ダメ押しと言わんばかりに
アンデッドナイ軍との確執という面で見れば部外者です。

だからこそ、彼女が主人公である必要がありました。
見た目と精神が明らかに剥離しているウィンディ、
大人であるがために成長の余地がないアンデッドナイでは、
この編の主役になりえなかったのです。

彼女は誉れ高い救国の英雄・アレックスを尊敬する裏で
勇者らしからぬ行動を取る彼を軽蔑していたことを自白します。
戦争を直に体験し、それでもなお綺麗事を押し通せる人など少なく、
そう言った意味で主人公として実に相応しいキャラクターでした。


・ウィンディ編のヒロイン - ウィンディ
精神面の成長についてはバレンタイン・ホワイトデーにおいて
ほぼ完結済である彼女に残された課題とは、肉体面の弱点補強でした。
しかしその弱点補強のためには、自分自身が覆い隠していた、
自分自身の弱さと向き合う必要がありました。

彼女は肉体面の強さを手に入れましたが代償に母を失い、
結果、精神的に一番脆いヒロインとなってしまいました。
母の生前と死後とのセリフを比べると、平然としながらも、
どこか壊れてしまっている感が出ていますね。

・ウィンディ編のもう1人の主人公 - アンデッドナイ
他編でもエリーやキキーモラ、偽死神五世が言及していた通り、
軍の頭として申し分のない程のカリスマを持つ人物。
だからこそ戦争慣れしており、必要な殺人はためらわない、
そんな人物像にしたからこそ彼はメイン主人公にはなれませんでした。

私の持論として、「平然と汚い手を取れる大人ほど精神的に脆い」
というものがあり、彼の後の行動でその思想がよくわかると思います。
ぬくりあ編のレナックスなども同様ですね。

・医師 - ヒルワン
「具現化は外世界が望むことによって生み出される」
「大体は女が生まれてくるが、男として生まれてきた」
「魔力はそれほどない」(わてり編をやれば理由がなんとなく見えてくる)

シナリオの主役3人に押しつぶされてしまう形で、
ヒルワン以降の仲間メンバーはチョイ役程度ではありましたが、
実は具現化の設定にそれなりに重要な人物です。

このキャラクターをシナリオに絡ませてはっきり言えることは、
「彼が幼女だったら仲間にすることはなかっただろう」ということです。
この編くらいでしか出来なかったのが悔しいのですが、
本当は全編主人公とヒロイン以外を男にしたかったくらい、
シナリオ上の操作における男キャラは本当に大好きです。

・医師 - ルーイ
同上。ヒールIIIの死亡を聞かされたときに、
木を殴りつけるシーンが彼の炎属性を象徴しててホントすき

・アンデッドナイ軍 - リュカ(偽ダーエロ)
彼と後述の平蔵(偽ムシャ)は消去法による加入です。
【もしもの神々】側についたアンデッドナイ軍からの
裏切りは、偽四天王から2人を想定していました。

ドラゴなすーん - もうダメだといいながら加入する姿が想像出来ない。
ザンニンニン - プレシャスを意識するとまあ無理だろうなっていう。
偽死神五世 - 死神五世と一緒にいるだろうな(後日ストニア編にて)

結果、彼と偽ムシャが加入することが即決まりました。
シナリオの流れ的に正解だったと思います。

・アンデッドナイ軍 - 平蔵(偽ムシャ)
同上。刀に生きた48歳独身。
言い争いをしているリナックスとウィンディを
諌めるセリフは大人である彼ならでは。

・医師 - アラクネ(ヒールIII)
本当は本編中で仲間になる予定だったんですが、
上の7人が決まっていて、他の編のキャラクターを決めたとき
人数があぶれたことに気がついたので除外されました。
ホワイトデーからの出場で、一番顔見せが多かっただけに、
死なせる以外道がなかったのは本当に残念でした。

しかし、ウィンディの成長的にも彼女が死ぬのは
ある種必然であり妥当な選択だったと今は言えるでしょう。
最期まで自分の信念を一貫し続けた、母に相応しい人物です。

・ウィンディ編ラスボス - アーリマン
ラスボス勢の中で"最も優しかった"人物。
彼の動機はツクール2003のデータベースにおいて
アンデッドナイ(ト)よりも強い能力値設定がされているのに、
(VIPRPGの軍隊としての)リーダーになれなかったことへの
怨恨というメタなものが建前です。本音は…。本編参照。

・ウィンディ編封印の塔の番人 - ポテチーナ
Q.自分が平和だと信じていたのが根底から裏切られたとき、
精神的に弱い人はどうなりますか?
A.こうなります。
戦犯は近くで陰口叩いていたあの兵士2人。

彼らに限らず、最終戦争は心無いモブによって
引き起こされたといっても過言ではないでしょう(後日最終編にて詳細)。


◎総評
まだシナリオがしっかり固まっていなかったせいもあり、
この編のシナリオは最終編に向けた伏線らしきものは
【破壊神】のワード以外には出てきません。
同時に、自分のシナリオ構成の方向性の確立から、
「この編はまだ明るい」ものになってしまいました。

後にも触れたいと思いますが、最終戦争のシナリオ面において
一番心残りだったのは、
ハッピーエンドになってしまったこと
であり、もっともっとプレイヤーの心をへし折りに行くような
そんなシナリオがやりたかったというのが本音です。
元々アレックスが消滅してさようなら、生き残った人で
肩を寄せ合って頑張って生きようエンドにしようと思っていました。

さすがにこのゲームでそれをやるわけにはいかなかったので
ある程度自重することにはなりましたけれども。
次回以降のシナリオ創作以降は、よりダークな方向を
目指して頑張って行きたいとぉ↑思います。

◎余談

最初はアンデッドナイに対して
回復魔法は無効の処理を入れようと考えていました。
締め切りまであと1ヶ月だったし、めんどくさくなってやめたゾ


コメント
コメントする









calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>
selected entries
categories
archives
recent comment
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
テンプレート by pondt