何故か誰も教えてくれない!「楽曲の依頼のやりかた」一例

この記事は閲覧数を増やすため

 

主語が一部でかいです。

 

非常に長いので、腰を据えて読んでください。

 

 

 

 

 

誤字脱字があったら直すから教えてね

 

 

 


昨今、フリーゲームやインディーズ界隈でも
「オリジナルのグラフィックが欲しい!」のみならず
「オリジナルの楽曲が欲しい」と希望される方が増えてきたように思えます。

 

 

音楽制作を生業としている当方からすれば、とても喜ばしいことですね。

 

ただ、「じゃあどうやって依頼すればいいんだろう?」
という点でつまづく方も多く見られます。


そこで、制作側の観点から「このように依頼すればいいよ」
というポイントを簡単にまとめてみました。あくまでも一例です。


当サイトMoon☆Windには依頼フォームがあるので、
下記の手順をいくつかすっ飛ばすことも可能です。
依頼方法の参考程度に留めておいてください。

 

 


#===

【依頼サンプルの状況】
・私「」はフリーゲームで長編RPG作品を作っている。
・その作品は中盤まで制作済。完成の目途は経っていると思う。
通常戦闘曲を2曲、ボス戦闘曲を2曲、ラスボス曲を1曲お願いしたい。
・アップテンポな、例えばテイルズオブシリーズに
使われているような戦闘曲
が欲しいなと思っている。
・予算にあまり余裕はない。
・色々考えた結果、「」氏にお願いすることにした。
・「」と「」氏は直接の知り合いではない。
・「」氏は楽曲制作の料金表を作っていない。
メールでやり取りすることになった。

#===

 

 

 

このような状況のとき、Aはどのようにメールを送れば、
B氏は仕事がやりやすいでしょうか、ということを書き連ねるのが
今回のブログ内容のテーマとなります。

 

 

私はこの場合下記のようなメールを送られると
とても仕事がやりやすくなるな、と思っています。

 

 

 

 


#===
【楽曲依頼について/A】

B様


初めまして、Aと申します。
現在RPGを制作しておりまして、オリジナルの戦闘曲を所望していたところ、
B様の作られている楽曲が私の世界観と合致しているように感じ、
是非楽曲制作をご依頼したく、このようなメールをお送りしました。

 

つきましては、制作しているRPGを簡単に紹介させていただきます。

 

 

タイトル:
エターナル☆ファランクス(仮)

 

ジャンル:
長編RPG(プレイ時間は30時間くらいを想定しています)

 

あらすじ:
ここはよくあるファンタジーの世界。
見習いの魔物ハンター・クロスは魔物王ルシファーによって故郷を滅ぼされ、
復讐の旅を続ける傍ら、各地で魔物討伐の仕事をこなしている。
ある日、世界の安寧を維持する機関【フェアリー】の一員・シグレが現れ、
クロスこそが世界を暴虐から守る勇者だと告げられた。
クロスは世界を守ることよりも復讐を優先するべく旅を続けるが、
様々なものを見聞きするうち、己の使命と向き合うことになる…。

 

システム:
【バトル】
ファイナルファンタジーのようなサイドビューの、
ドラゴンクエストのようなターン制バトルです。
キャラクター毎のモーションやエフェクトの表示時間が短く、
非常にテンポのよいバトルが楽しめるようになっています。

【シナリオ】
いわゆる起承転結型の一本道RPGではありますが、
新しい町に到着すると様々なサブイベントが出来るようになり、
それを通してゲームの世界観への知識やキャラクターへの愛着を
深めていく…といった感じになっています。

制作中のゲーム画面のスクリーンショットを添付しましたので、
お手数ではございますが閲覧いただきますようよろしくお願いします。


依頼したい楽曲について:
通常戦闘曲(前半/後半)
ボス戦闘曲(前半/後半)
ラスボス戦闘曲
以上5曲をお願いしたいと思っています。
通常戦闘・ボス戦闘についてはシナリオの大きな節目で変更する形です。
また、この5曲には統一感をもたせるため、
「クロスの決意のテーマ」と言いますか、共通のフレーズがあれば良いです。

 

楽曲の雰囲気は、いずれもテイルズオブシリーズのような、
アップテンポな戦闘曲を希望します。
言葉で説明するのは難しいので、こんな雰囲気の楽曲がいいなという
楽曲動画のURLを貼っておきますので、参考にしていただけますと何よりです。

 

通常戦闘曲前半イメージ:
https://www.youtube.com/

通常戦闘曲後半イメージ:
https://www.youtube.com/

ボス戦闘曲前半イメージ:
https://www.youtube.com/

ボス戦闘曲後半イメージ:
https://www.youtube.com/

ラスボス戦闘曲イメージ:
https://www.youtube.com/


締め切りについて:
今年末のゲームコンテストに出したいので、
11月末までと考えております。

 

お支払いについて:
当方はこういった依頼が初めてでして、相場がわかりません。
予算にもあまり余裕がある方ではありませんが、
どうにか頑張って工面してお支払いしたいと思っております。
当方としましては5曲合わせて80,000円でご依頼をしたいと考えておりますが
いかがでしょうか? 少ないようでしたらまた後日依頼したいと思います。


長くなりましたが、要件は以上となります。
ご連絡をお待ちしております。


#===

 

 

 


うーむ、本当に長くなってしまいましたね。
でもこれくらいのメールですととても丁寧だと思われます。


あ、メール文章のつたなさはこの際目をつぶってください

それでは、ひとつひとつポイントを見て行きましょう。

 

 

 

 


【ポイント1:始まりの文章に気を遣おう!】
#===
初めまして、Aと申します。
現在RPGを制作しておりまして、オリジナルの戦闘曲を所望していたところ、
B様の作られている楽曲が私の世界観と合致しているように感じ、
是非楽曲制作をご依頼したく、このようなメールをお送りしました。
#===

個人的な話、私はこの文章いらねーと思っているんですが、
(私におくる場合は依頼したいと思います!だけでも別にいいです)
初めて人と接する場合へりくだらないと悪印象なのも確かです。

なので、「私こういう状況なんです!」「貴方がいいの!」
というオーラを出しておくのがいいと思います。


特に「貴方がいいの!」というのは凄く重要なポイントでして、
割と作曲家というのは
卑屈なので(凄く失礼なこと言ってる)
「他でも良くね?」みたいな考えに陥りやすいのです!!!
要するに、やる気を掻き立ててあげよう!ということですね。

 

 

 

 


【ポイント2:え?いきなりゲームの紹介してもいいの?】
#===
つきましては、制作しているRPGを簡単に紹介させていただきます。
#===

いいの?じゃなくてしてください!!


多分依頼したい方の大半は、依頼を受けてくれるかどうかが不安で
「あなたに依頼したいんだけどいいですか?」みたいなメールを
先に送らなきゃいけない
、とか思っているんじゃないかなと思います。

 

この際だからハッキリ言いますがそれは二度手間です。


依頼を受けている楽曲制作者はどのような内容であれ、
「依頼したいんだけど…」と言われたらOKを出すのです。

(時期的にきつい場合は普通楽曲制作側がその事実を明記しているものとします)

 

受ける・受けないは案件の内容を知ってから、が原則です。
「へーこれなら確かに俺の技術でいけるじゃん」
「悪いけどこの曲数じゃちょっと…このジャンルじゃちょっと…」

みたいな判断を下すために「どのような企画なのか」
楽曲制作側は知りたいのです。

 

メールのやり取りの回数も減る、楽曲制作側も判断出来るだけではなく、
「ゲーム作者側が、自分がどんなゲームを作っているのかを再認識する」
という儀式にもなります。ここもまた実は重要な点だったりします。
なので結論としては、紹介してください。簡潔でも構いません。

 

 

 

 


【ポイント3:これがあるとわかりやすい!な企画説明】
#===
あらすじ:
ここはよくあるファンタジーの世界。(以下略)
#===
システム:
【バトル】
ファイナルファンタジーのようなサイドビューの、
ドラゴンクエストのようなターン制バトルです。
キャラクター毎のモーションやエフェクトの表示時間が短く、
非常にテンポのよいバトルが楽しめるようになっています。
#===

ここら辺はさっくりとした説明でもいいんですが、
「ファンタジーの世界」「FFのようなサイドビュー」みたいな
説明があると楽曲制作側は非常に作りやすくなります。

 

略称や専門用語はあまり使わないようにしましょう。
「FF」と略するとファイナルファイトを連想する人もいますし、
表示時間を「ウェイト」とすると何で体重なの?と思う人もいます。

 

特にカタカナを使うときは「相手が知らないことを考慮する」のが大事です。
「ファンタジー」はさすがに汎用的に知られているからいいとしても

なんかかっこよく「インタラクティブ感を出していきたい」とか言うと
は?なにそれ?とか思う人もいます。いちいちネットで調べるのも手間です。

 

逆に「楽曲制作側に調べて欲しいもの」はしっかり専門用語で表記しましょう。
「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」「サイドビュー」「ターン制」
ここら辺は楽曲に関わってくる重要なキーワードということですね。

 

 

 

 


【ポイント4:スクリーンショットは制作速度を速める鍵!】
#===
制作中のゲーム画面のスクリーンショットを添付しましたので、
お手数ではございますが閲覧いただきますようよろしくお願いします。
#===

実際ここまで読んでもらえてわかったと思います。
普通、人間は文章だけだと頭に入ってこないんです!!


…入ってこないは言い過ぎかも知れませんが、
少なくとも
理解が遅くなるというのは間違ってないと思います。

 

そこで、制作中のゲーム画面を見せてあげるのがベストです。
今回の依頼は戦闘曲なので、戦闘画面を重点的に渡すのがいいですが、
だからといって戦闘画面だけだとゲームの全容がわかりにくいです。

 

例えば「学園ものでアドベンチャーパートのあるRPG」だけだと

イメージは掴みにくいんですけど、

 

 

…ってあると…まあ、ゲームの雰囲気は掴みやすいんですね。


何が出来ているかにもよりますが、
タイトル画面1枚・戦闘画面3枚・その他2枚 くらいがいいですかね。

 

また、ラスボス曲のような特殊な曲を依頼する場合は、
「戦う相手」とそのシチュエーションを明記するといいかも知れません。
が、細部を伝達するのは今回のような「依頼するとき」にするのは

あまり得策とは言えません。(この時点では依頼を受けてもらえるかわからないので)


「楽曲制作側が作りますと意思表示した後」「それを補佐する感じで」
2通目以降のメールで送るのがベストだと考えています。

 

 

 

 


【ポイント5:何をして欲しいかがあるとベター!】
#===
また、この5曲には統一感をもたせるため、
「クロスの決意のテーマ」と言いますか、共通のフレーズがあれば良いです。
#===

「完全にお任せします」でも楽曲制作側は作ることが出来ます。
しかしよりゲームのBGMとして洗練させるためには、
ゲーム制作側と楽曲制作側の意志の疎通、感性の融合が必須です。

遠慮なく「こうしろ」「ああしろ」と言った方が吉です。
お互いのために
「遠慮しちゃう…」みたいな考え方は捨ててください
心配しなくても楽曲制作側にも「出来ないものは出来ない」と言う権利はあります

 

 

 

 


【ポイント6:禁忌の手段・動画URLを添付せよ!】
#===
楽曲動画のURLを貼っておきますので、参考にしていただけますと何よりです。
#===

ネットにある程度精通している方ならご存知でしょうが、
昨今youtubeやニコニコ動画に上げられている楽曲は

そのほぼ大半が作り手の意志を無視した無断転載と呼ばれるものです。

 

…が、あまり大きな声で言うことではないのですが、
割とプロの現場でもその動画をいわゆるアーカイブみたいな形で
有効利用していることも見過ごせない事実だったりするわけです。
とはいえ基本は黒よりのグレーではあるんですけどね。

 

でもそんな小難しいことは今は度外視して
「こんな曲にしてくれ!」と思ったら動画URLを張り付けましょう!
正直なところ
イメージが非常に掴みやすくわかりやすいです!
他素材屋さんの曲のURLを添付するのも有りです。
その場合は直リンにならないように考慮してあげてくださいね。

 

 

 

 


【ポイント7:締め切りがないと人はだれやすい】
#===
今年末のゲームコンテストに出したいので、
11月末までと考えております。
#===

締め切りを設定するのは申し訳ないと思うかも知れませんが、
設定されると楽曲制作側も非常に楽になります。
必ずしも必須の項目でもないですが、目安として設定するといいでしょう。

3日後までに100曲納品しろ、みたいな無茶ぶりはNGです。

 

 

 

 

 

【ポイント8:支払いでトラブルにならない交渉方法】
#===
当方はこういった依頼が初めてでして、相場がわかりません。
予算にもあまり余裕がある方ではありませんが、
どうにか頑張って工面してお支払いしたいと思っております。
当方としましては5曲合わせて80,000円でご依頼をしたいと考えておりますが
いかがでしょうか? 少ないようでしたらまた後日依頼したいと思います。
#===

トラブルにならないためには方法はひとつです。
「現在の状況を素直に教えてください
少なくとも払う意志はある、と伝えるのが大事だと思います。


例えばB氏がこの分量だと15万は必要だと考えた場合でも、
「5曲だと15万ですね」と言いやすくなりますし、
「3曲までならその額でお受けしますが」という形になるかも知れません。

 

ちなみにうちでは昨年ちょっとしたトラブルがありまして、

それはあって現在では「先払いのみ」で依頼受付しております。

依頼料金は料金法(ここ)参照。

 

(補足)

また、何らかの事情でどうしても無料でやって欲しい、という場合があるかも知れません。
普通その場合楽曲制作側は受けない場合が多いですが、
無料でも何らかのメリットを感じれば引き受ける人もいる可能性はあります
ですがそれでも、これを言ったら確実に受けねーよ、というフレーズが存在します。

 

「フリーゲームなので無料でお願いします」

 

この一文はトラブルの原因です。
なんで
フリーゲームだと無料で仕事をすることになるの?というわけです。

これで仕事として受理されてもカチンと来る人は数知れず。
せめて「お金に余裕がないので無料では引き受けてもらえませんか?」
やはり素直に言った方がいいのではないでしょうか。

参考までに私の場合無料だとごめんなさい、と言うしかないです。

 

 

 

 

 

【まとめ】
いかがだったでしょうか。
ちなみにこのやり方、曲だけではなく絵や声などを

依頼する場合でも応用が利くやり方ではないかなと思っています。

 

割とこの文章を打つのは手間なので、依頼を受けたい側も
ある程度円滑になるように依頼フォームを用意するといいですね。

うちのサイトでは用意してあります。(ここ)

 

この散文を読んで依頼の一例がわかったぜ!
となってくれる人がいるのかはちょっと疑問ですが、
今後の制作活動の補助の一端となれれば嬉しいと思います。

長くなりましたがこれで終わり。


互いに楽しい制作ライフを送りましょうぞ!!



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